小さな恋の歌

2001年12月6日
俺は来たる11月14日、好きなあの娘に告白をした。もうダメだったから。我慢は限界だった。不思議な事に、いつもの恋とは違うような気がした。いつもなら、一緒にいたい、話をしたい、SEXをやりたい、などクソッタレな想いが先行しているが、今回は違った。ただ『好き』だった。『好き』で全てが終わっていた。『好き』の後に何も無かった。『好きだから何?』と聞かれれば、なんとも答えられず困りつづける事だろう。しかし、この『好き』と言う気持ちは『愛』よりも『恋』よりも強かった事だろう。情熱的に『好き』だった。

だから俺は告白する時にこう言ったんだ。
『好きだ。好きだサ。』シンプルでしょ?(笑)
だって好きなだけなんだから。付き合いたいとか
思ってはいなかったよ。不思議な事に。
自分でも好きだから、どうしたいのかが
分からなかった。俺はどうすべきだったんだろう。
無駄にあの娘を傷つけちゃったんじゃないだろうか?

あの娘はその後、俺に手紙をくれた。
手紙には『ありがとう・嬉しい・ゴメンなさい』が
書かれていた。「私は今好きな人がいます。」だってさ。
それを見た瞬間、俺は何故か大爆笑。丁度、学校で
昼休みの終わりぐらいだったんだけど、1階便所で
見て大爆笑。チャイムなってんのにまだ笑ってんの。
自分でもよくわからねぇけど、すげぇウケる。
失恋はすげぇウケる。
あぁ、くれた手紙は『今好きな人がいます』って
書くだけでよかったのに。優しい言葉が余計・・。


この変な恋で、好きなだけの恋で学んだこと。

今までずっと俺は恋とか愛とかってのは
お互いが見詰め合う感じだと思ってたの。
だけどそれは違うね。
それは、お互いに見つめあうことじゃなくて、
お互いで同じ方向を見ることだと気付いた。
『→←』じゃなくて『→→』ってことね。
分かるね?

それから、俺は正直、まだその娘を好きだと
伝えなければなりません。でも、自分でこの想いを
持ちながらも、相手の事が好きというのに
自分自身に対し、俺は少々、腹立ちを覚える。
何故なら、
『自分があの娘に対して抱いている思いを
 あの娘は他人に対して向けている』ということを
知りながらも、諦めきれず、しかもその目標は
かなりぼやけたものであるからだ。
『好き』なだけで、何やりたいのかも良くわかんない。
ずいぶん、ぼやけた恋愛だな。と自分でも思うよ。

ただ、恋をするのは非常に楽しい。
ふられても、受け入れられても最高に楽しい。

p.s 今日のタイトルはモンゴル800の
メッセージというアルバムから参照しました。

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